桜の小枝

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中学のときの社会科の先生の話。
１年のときは地理、２年になってからは歴史の授業を受けていた。
ちょっと愛嬌のある容姿の先生だった。
いろいろ噂があって、サッカー部の顧問だけど一度ボールを蹴ろうとしてこけてから二度と部活に来なくなったとか、握力が80kgもあってリンゴを片手で潰せるとか。
ホントかどうか分からないけど。
ある日その先生が授業にやってきたとき頭に何かがついていた。
誰かが「先生、頭に桜がついてますよ」と言ったけど先生はどこについてるのか分からずなかなか取れなかった。
そこで生徒の一人が先生のところまで行って頭についてた桜の小枝を取ってあげた。
なんかよく分からないけど教室は笑いに包まれた。